2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

Unfortunary.

ままならないなあ。 どうも俺が好きな人達ほど、痛い目に遭ってるなあ。 真摯に過ごしてる人達ほど、うまくいってないなあ。 皆同じように痛いのかもしれないけれど、 近い人だから目についちゃうのかなあ。 何であいつらが幸せで、こいつらが不幸せなのかな…

Weather Report.

「止まない雨は無いんだよ」 君は笑顔でそう言った。 「でも、世界に雨が降らなかった日は無いんだよ」 僕は苦笑いしながら言い返した。 アスハハレカナ、クモリカナ。

春よ、こい。

美しいものが生まれ出る瞬間に、 私はむしろ全ての滅び行くものを想っていたいのです。春の喜びの中、消えゆく雪を手に掬ってもいいですか?。 貴方とキスをしながら、死にゆく子供達のことを考えてもいいですか?それは世界の愛を裏切る行為だと知っていま…

eros.

指に針を突き刺す痛みがこれほどならば、 死の漸近線上の痛みはどれほどだろうか? ……ああ、やはり僕は存在したい。

Daydream Believer.

薄暗い白昼夢が首筋に絡み付いて、 酷く気持ち悪い。 世界が僕を僕から引き剥がす。いっそ僕を彼方へと連れて行ってくれませんか?

I don't wanna be.

樹のように慎ましく生きられない僕には、 この地上は少し居心地が悪い。 弔いと祈りの狭間を漂いながら、 僕は彼方を視る。 此処に焦点を合わせることが出来ないから。

Spring comes.

春が来る。 光が舞い戻る。 花が咲き誇る。 雪を喪う。

恋人達の定型文。 "Composition of Happiness"

好きだよ。 そういやカラオケ行くの初めてかぁ。 風邪引いてたからゼリー買ってきたよ。食べる? この手だから気持ちいいんだよ。 こないだは俺がおごったから、今度はお前の番ね。 あの時どんな笑顔で歩いてた? おいおい、そのプリクラあいつらに見せたら…

Butterfly Effect.

僕の目の前を蝶が横切ると、 知らない街で嵐が起きる。 それが自然の法則だって、偉い人が言ってた。 君が笑ってるのは僕が居るからだよって、 言い張ってみようか。 神様は僕の呼吸にすら意味をくれている。

やはり此処で。

ああ、やっぱり僕は、悪い夢を見てる。 レクイエムが僕を罵っている。 どうしよう、怖い。

減らず口。

「大嫌い」を冗談で笑って言えますか?

Things I left.

失ったものを列挙してみよう。 いい時間潰しにはなる。 それを今誰が持っているか考えてみよう。 似たものでもいい、想像してみるだけの話。 ただし、何を得たか列挙してみるのはやめておこう。 数えるから比べてしまうのだから。

此処で。

ああ、きっと今、僕は、悪い夢を見てる。 モーツァルトが僕の背中に手を突き刺す。

眠りの空間。

耳の奥でカサカサ音がする。 虫かなあ。 犬が鳴いてるのか赤ちゃんが泣いてるのかわからない。 遠いけどすぐにこっちに来ちゃう。 どんな風に僕を罵るつもりだい? そういえば肋骨のあたりが痒いね。 誰が掴んでるんだろう。 ああ、だからうるさいって。 脂…

そんな言い訳を用意して。

要らないって言われたいな。 少なくともその瞬間に僕は、 自分の思うところの僕になれる気がする。

やっかみ。

存在してるだけで勝てるんだから凄いよね。

平均的な日常の心象風景。

交差点を歩いていると、 急に悪い夢が肩口から背中にかけて通り過ぎたので、 ふと在りたくなくなった。 此処で目を閉じようかと思ったけれど、 寝るには気が乗らなかったのでやめた。 あまり暖かくなさそうだしね。 携帯電話の音が聞こえる。 携帯電話が鳴っ…

ヒカリ。

時折私を傷付ける稲光のような創造性よりも、 あらゆる陳腐をむしろ愛したい。 世界に愛される道は、そちらにより近い気がするから。 どうか、この怠惰な感性を罵らないで下さい。

Baby, you're mine.

「貴方は私の物だ。」 それは幻想ではあるけれど、 僕は欲情を咎めない。

Super star.

抱いた女の数を自慢する人は、 どうして誰も幸せにしなかったことを誇れるのだろう。 たった一人の想いすら、受け止めきれないことの方が多いのに。

Examinations.

自分は誰かによって書かれた小説の登場人物ではないことを証明しなさい。 停滞することが可能かどうか、可能な限り速やかに論じなさい。 1+1は? 愛の無いセックスをしなさい。 それについての感想を聞く全ての人の薄ら笑いを分析しなさい。 カラスを一羽…

(I wanna be)Free as a "Magic J."

もっと軽やかに、なるべくスマートなやり方で、 愚痴を吐きたいって思ってるんだけどね。 普通ならドロドロして重苦しいモノをさ、 スリーポイントシュートを決める真似をしながら、 屑籠に空き缶を放り込むみたいに外に出したいって思ってるんだ。 昔から球…

A pillow-talk.

陳腐な言葉を吐いてもいいかな? LikeとLoveの違いを論ずることに、 なんか意味があったっけ? 好きな人じゃなきゃ抱いちゃいけないのかな? いや、別に何もしていないよ? 風邪引いて寝込んでたからね、 多少脳が沸いてるんだろうさ。 まあ、そんなことはど…

Hand.

どうしようもないほどの差異が、 僕達を繋ぐ一番確かで細い絆なのかもしれない。 お互いに逆の手を差し出さなければ、 手を繋いで歩くことが出来ないように。

午前4時30分。

喉元で渦巻いていた千の言葉、 振り上げられなかった拳、 言葉にすらならなかった感情、 そんなものが今更、形をもってどうする? あの時何をするべきだったのかはわからない。 何を言うべきだったのか、それとも言わないことが必要だったのか、 殴りつける…