2005-01-01から1年間の記事一覧

こんなにも愛されてなければ、 もっと簡単な結末を用意できたかもしれない。 ああ、こういう弱さは本当に卑怯だ。

Irony.

悔しいけれどさ、 自分が救われなくていいとすら思っているのに、 誰かを救いたいということに矛盾があるんだろうね。 救われたくない人の感情が、 優しさを痛いと思う感情が、 同じではないにせよ想像がついてしまうから。 それでも、自分自身の魂の安楽の…

何故俺はこんなにも醜いのに、 人は優しくしてくれるのだろう。 そのもったいなさがあまりにも辛い。 でも、優しくされなければ生きていけない。なんて情けない甘え。

領域。

この布団から一歩でも出たら、全てが終わる。そんな妄想の方が余程滅びに親しいというのに。でも、体が上から押さえ付けられてて動けないんだ。居心地のいい羽根布団が、鋼鉄のように載しかかってる。関節にガチガチのバネが仕込まれたみたいでちゃんと動か…

et ego.

ちょっと気を抜いたら 「皆死ねばいい」なんて下らない台詞がさ、 薄笑いの隙間から漏れちゃいそうになったりとか。 自分がどれだけゆっくりと、 世界からフェードアウト出来るかを計算してみたりとか。 通りすがりの恋人たちの終わりの日を さも当然のよう…

明日になったら、なんて。

とりあえず今日飲む酒の為に生きてみようと思った。 次は明後日の映画の為に生きてみることにしよう。 その次はどうしようか?とりあえずパソコンが届くまで生きてみよう。 明日については、とりあえずゲームしながらのおしゃべりの為に。 その程度なんだよ。…

おとなになったら。

『天才』なんて言葉は好きじゃないけどさ。 そうだなあ……いっぺんでいいからさ、 『ネガティブの天才』みたいなヤツになってみたいな。どうだろう、よくわからないけどこれはこれで楽しそうじゃない? 芸は身を助くなんていうしね。 本当によくわからないん…

もしかして。

突然、仮定の話をして悪いんだけどさ。 もしかして……もしかして、だよ? 俺達はもうちょっとだけ幸せになってもいいんじゃないかなあ。 大嫌いな奴らが少しずつ不幸になって、 そのぶんだけ俺達がちょっとだけ幸せになる…… そんなどうしようもない夢を見てる…

世界はそれを何て呼ぶのかな?

最近誰かと寝たくて仕方無い。 ぶっちゃけた話、セックスだってしたいさ。 ただ、その感情の出処が何処かって話。『淋しい』……そうだね、シンプルかつ的確だ。凄く淋しい。『性欲』……当然だ。まがりなりにも若い男だし。人一倍エロいことも自覚してる。『寒…

......and love was completed.

甘い痛みに胸を焦がすために、きっと恋をしてる。 君の事を思い出して柔らかい涙を流すために、きっと愛し合う。

D.C. Senza Coda.

今までの中で、 楽しかった日だけ抜き出して、 ずっとそこだけを廻っていられたら、 良かったのに。 傷付くリスクと、 喜びのリターンなんて、 もう釣り合うことなど無い気がする。

旋律/戦慄。

困ったもんだ。 何かもう何もかも怖くて立てやしない。

No Problem.

だいじょうぶ。 ぼくは、きみがおもってるほど、 せかいがきらいじゃないよ。 しんじてはいないし、やさしくもないけれど、 こわくないひともいっぱいいるから。 だいじょうぶ。 『ある』ことだけなら、あんまりじゃまはしてこないからさ。

To be a man.

プライドのために、とりあえずわかんないものを滅ぼそう。 理由なら、正義とか勇気とかカッコよさとか、 そういうものが後からついてくる。

puzzle.

うまくいけば、僕は破滅出来るかもしれない。柔らかな布団の中、そんな収まりの悪さ。

愛する人々を裏切る行為と自分の重荷を捨てる行為が同値なら、どうすればいい?

レールの上を走ってるわけじゃない。道なんて肩幅よりも狭い。

世界は広くないし、未来は決して思い通りにはならない。

数学的帰納法、認識の煉獄。明日はきっと今日より悪い日。ドミノ倒し。

喜びは増えなくていい。

終わりたくもない。それすら変化だ。

今では無く、昨日が永遠に続けばいい。

明日になればまた同じ一日。

愛すら枷に見えた時がきっと一つの終焉。

俺を殺すのは音楽では無い。

I don't wanna be.

Agoraphobia.

あの日、世界とは君と僕のことだった。 ある日から、世界が僕と君以外の全てになった。 ――ああ、ここはどこだ? 僕は、世界を狭めるための恋を探し続ける。

A Love Song.

どこにも無かったような美しいかたちより、 あらゆる陳腐なものを愛した。 美しい花弁は腐り、 瑞々しく輝く木の葉は腐り、 そうして出来た大地の上に僕は立っている。

Lemma.

僕は、僕の地獄を決して語らない。 此処はかつて楽園であったのだから。「この門をくぐる者はあらゆる希望を捨てよ」僕は希望を捨てることを恐れ、 苦痛に満ちた楽園への道を進むことを恐れ、 生温い僕の煉獄で眠り続けている。

Signals from heaven.

音楽が響いている。 あらゆる地獄にも、きっと歌はあるんだ。 僕の脆弱な精神が、 いくつもの歌を奏でるために振動している。 たとえ大気が僕を見捨てて燃え尽きることを選んでも、 音楽は僕の内側で鳴り響き続ける。