2005-01-01から1年間の記事一覧

Usual drifting.

さほど悪い気持ちではないんだけどね。 やっぱり絶望と祈りみたいなものの間を、 曖昧にふわふわと漂ってるよ。 僕自身がそうなってるわけじゃない。 海に浮かんでる間、海の気持ちにはなれないだろう? そういう感じだよ。 僕はやっぱり別の場所を見ながら…

bad trip.

吐き気がする。 きっと僕も悪意を形作る何かだ。

hate.

こんなに敵を作らなきゃ、 こんなに憎まなきゃ、 生きていけないの?批判し、中傷することでしか、 自分の求める位置に立っちゃいけないの?ねえ、敵を作らなきゃ 何も愛しちゃいけないの?

ひとが否定されないルール。

社会がどうとか、 国際問題がどうとか、 政治がどうとか、 そんなことは考えるのが面倒臭い。 それを考える暇があったら、 どうすれば自分の嗜好が否定されないか、 自分のコミュニティにとって不必要とされないか、 異分子に安全に攻撃を加えられる立場でい…

The Peace.

闘え、争え。 貶めろ、蹴落とせ。 自分の優性を証明しろ。 相対的に自分が優れていることを示せ。 少数者を槍玉に挙げろ。 皆と産まれ方が違うのだから、それが理由だ。 多数派を皮肉れ。 奴らは自分が傷付かないようにしてる。 自分が傷付いているのに他の…

You are lier.

大切なことが頭をよぎった瞬間、言葉が裏切る。 いつだって嘘をつくのは言葉の役割だ。

くだらない祈り。

僕は偽悪者よりも、 偽善者でありたい。

Minimal.

ただ繰り返し繰り返す日々。 食べて眠りさえすれば、人は生きていける。 一つの有機体としての平均的な姿。 ただ、繰り返し、繰り返す。 昨日と同じ今日を過ごすことが出来れば、 僕は滅ばずとも済むのだろうか。

自分の器のことくらい。

わかってるよ。 僕は恋をするためにいろんなものを使いすぎた。 知ってるよ。 からっぽだよ、とっくの昔に。 全部使いきっちゃったよ。 わかってるよ。 取り戻すにはもっと長い時間がいるってことも。 その間は空っぽのままだってことも。 大事なものは綺麗…

Chain.

私を世界に繋ぎ止める鎖を下さい。 可能ならば私の身を縛るのではなく、 誰かを拘束する為に鎖の末端を握り締めさせて下さい。 繋がれていることに変わりは無くとも、 『人間らしさ』の為に言い訳を下さい。

Silent Voice.

どんな声もいつか、 僕らにとって意味を成さない物になっていく。 意味という言葉を、 役に立つという概念にすり変える僕らには。 自己を保存する為に生きている。 あらゆる苦痛から逃げ出すのを目指して生きている。

防御手段。

優しくなりたいな。 誰からも否定されないために。

existence.

風が僕の中を通り抜けて、 そしらぬ顔で何処かへと…… 景色は妙に鮮明な映像。 音は遥かなノイズ。 僕が此処に在るのが嘘みたいだ。

Reason why.

抱き締めるのも、 キスをするのも、 セックスをするのも、 愛してると言うのも、 それをするだけなら簡単だ。 意味のあるものとして出来るかどうかは別だけど。

Three Minutes Happiness.

とりあえず、幸せであってくれないと、 ちょっと困る。 僕の全く個人的な理由によってだけどね。 そろそろ、いいんじゃない? 幸せになろうよ。 幸せになってもいいだろうさ。 じゃないと、なんか困る。 なんか、ね。 たまにはわがまま言わせてくれよ。

Let there be light.

なんだろうね。 言葉を選ぶ作業がこれほどまでにキツく感じるとはね。 1ホールのケーキを7等分とか13等分する気分に似てるのかな? どんなに正確に切り分けようとしても、 微妙に誤差が出てしまうとでも言おうか。 全てを満足させる答えは無いんだけど、…

What is love?

可愛い 優しい 楽しい 見ていたい 話したい 知りたい 一緒に居たい 遊びたい 触れていたい キスをしたい セックスをしたい 一緒に暮らしたい 結婚したい 子供を作りたい 一緒に生きていきたい 一緒に死を迎えたい あの頃欲しかったのは、 こんなシンプルなこ…

Spiral Downward.

あの子は可愛くない 無知な一般大衆の知らない世界を知る高尚なアタシ 勉強ばかりしてキモイ 一流大卒以外の人間を隔離しろ 顔はいいかもしれないが性格がねえ あの国に生まれたんだから俺より劣ってる 「俺、かっこいいだろ?」ってのがかっこ悪いんだよ 俺…

Touch and go.

君に触れた手に、 何の感触も無い。 残滓が僕を嘆かせるのを知っているから、 全てを断ち切ったんだろう。 きっと温もりに対する幻想に触れていたんだ。

The Shadow of your Smile.

首筋にべっとりとこびりついた影が取れないんだ。 あらゆる瞬間に存在を主張する黒い影。 一歩踏み出そうとすると足首まで垂れ下がって、 僕を此処に縛り付けてしまうんだ。 ああ、気持ち悪い。 背中からさわさわと染み入ってくる。 輝く世界を映す視界に、 …

Don't leave me.

ただ、温もりさえあれば、 世界なんていらなかった。 自分の居る世界も、 世界の中の自分も、 いらなかった。自分が何者かなんて答えが欲しかったんじゃない。 誰かにとっての自分を教えて欲しかっただけ。

そのスピードで。

仕方ないな、こればっかりは。 どう足掻いても、俺は在る。 さて、この存在をどう使おうか。 停止していたい所ではあるけれど。

祭りのあと。

セックスについて語るという事は、 かつて愛した人について語るという事。 そして自分の願望について語るという事。 全ては机上の空論。 ただの幻。 笑えば笑うほど、 この後確実に訪れる孤独の足音が強く聞こえる。 不出来な寝酒のような淋しさに耐える術な…

答えは、いらない。

自分の内側を見つめることに意義を見い出せなければ、楽だったろうか。 外側だけを見ればいいと思えれば、楽だったろうか。 今が楽しければいいと無邪気に信じられたら、楽だったろうか。 快楽こそが価値と信じられたら、楽だったろうか。 自分が他人より優…

Dear Miss Nightmare.

最近、怒り狂う夢をよく見る。 怒鳴り散らし、泣き喚き、 手足を振り乱し、人を殴る。 ……小出しに出来ないものかなあ? 夢は夢だから良いって言葉を、 最近は本当に解ってきてる気がする。

空っぽの僕を見ないで。

まるで満ち足りたような顔をして、 その実、何も無い。 笑顔も虚構。 僕は焦ったふりをして、 終りない怠惰に心地よく肩まで浸かってる。

嘘なんて呼吸と同じくらいの美しさしか無い。

「愛してる」って言葉が本当にあるだなんて、 ついさっきまで忘れてた。 だからといってその言葉の使い方は知らないけど。

Everyday's Somebody's Birthday.

暦の上ではどうやらまた歳を重ねたようだけど、 一向に前に進んでいる感触がしなくてさ。 無理矢理にいい物を食べたりもしてみたけれど、 やっぱり今日と昨日の違いが分からなくてね。 まあ、愛する人たちの「おめでとう」の言葉だけが、 僕が今日必要とした…

Ornithopter.

鳥のように羽ばたくのを諦めることで、 人間は空を飛べた。 憧れから遠ざかる形で空を切り裂く、 人々の夢。 ―――これで良かったのかな? 鳥は飛行機雲を残さない。 僕達は空に躊躇いを刻み続けている。

Unfortunary.

ままならないなあ。 どうも俺が好きな人達ほど、痛い目に遭ってるなあ。 真摯に過ごしてる人達ほど、うまくいってないなあ。 皆同じように痛いのかもしれないけれど、 近い人だから目についちゃうのかなあ。 何であいつらが幸せで、こいつらが不幸せなのかな…