The Shadow of your Smile.

首筋にべっとりとこびりついた影が取れないんだ。
あらゆる瞬間に存在を主張する黒い影。
一歩踏み出そうとすると足首まで垂れ下がって、
僕を此処に縛り付けてしまうんだ。
ああ、気持ち悪い。
背中からさわさわと染み入ってくる。
輝く世界を映す視界に、
うっすらと幕を降ろしてくる。
それは関係の無い場所なんだと諭すように。