The Bluest.
穏やかな凪の底の
潮流
遥かな天を横切る
突風
胎動する
この蒼が
全ての始まり
化粧。
「月に一度の晴れ姿だ、邪魔されたんだから、頬紅くらいは頂いていくさ」
まんげつはそういって、かげのむこうでにたりとわらった。
fantasma/cantus
瞼の中に
熱
残響は
背骨に渦巻く
喉の奥の
蜃気楼
声と
中指が
此処を
泳ぐ
Elan vital.
佇む、
その中を蠢く
激流
呼吸に
嵐は
熱と
共に
在る
それが
速く
強い
【火傷】
1:《function》
[イタイ:もうおなじことをしないために]
[アツイ:すぐにそこからにげるために]
2:《expression》
『それでも、僕は触れてみたかった』
3:《unction》
「傷は癒えて、痛みを忘れるから」