La Valse.
un
三歩しか歩めぬ檻。
deux
繰り返す、繰り返す、
trois
華やかなる因果応報。
花
いつからか、そこに在った。
沈黙する彩り
影を落としたのは、私だった。
暴食。
今の俺には、
エロスと体温と祈りと美と狂気と肉欲と優しさと暴力と友愛と執着と体力と精神力と決断と知識と嫉妬と悪夢と歌と閃きと運と腕力と衝動と愛情と妥協と自尊と怠惰と労わりと構成力と奉仕と憤怒と希望と悪意と節制が足りねえよ。
どれか一つでも構わないから、
寄越せ。
Breathe.
独りで呼吸するのにも飽きた。
だけど、一体誰と何を話せばいいだろう?
僕は全てが好きで、
何も愛していない。
ただ黙って中指でも泳がせていたい。
雲の遅さに目を細めながら。
もう一枚の風景写真 ”it snows.”
――――沈黙。
(全てを、塗り潰すように)
彩色
否定?
静止、
(全てを、塗り潰すように)
「 」
"S"
――――。
(それでもなお、塗り潰すように。)
Bird Land.
鎖堕ちる推称に拠る
瞬くは巡り梳かして
刎ね爪弾く藍の仮名で
今は爛れ威厳なる薙がれに
浸され四季蓑縋るを
"―――カクシテ、ニセモノノトリハカナタヘ"