De profundis.

僕はもっと軽やかに絶望したいと願っているんだ。
鞄を下ろして喫茶店で一息つくように、
あるいは川原をスキップしながら帰るように。
溜め息は誰の耳にも届かず、
ただ白く大気の中へ拡散していく。
輪郭をさらに透明に近付けて、
僕は背負った物と捨て去った物の合計を量る。
そして澄んだ声を届けようと試みる。
願わくば、もっと遠くへ。